苺の里 様 ストロベリーガーデン 店

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公式サイト:http://www.ichigonosato.net/menu.html

苺農園を営まれており、苺狩りを2店舗、苺を中心としたスイーツショップを1店舗されていました。今回のプロジェクト開始に際し、スイーツショップを昨年夏に閉鎖して機材を移設し、カフェ付きの直営店(直売所)として「ストロベリーガーデン店」を立上げました。

出会いのきっかけは2017年の6次産業向けの展示会。オーナー自らお声を掛けて頂き、その後弊社の繁盛提案会にご参加されました。今後のビジョン等の夢と、現実問題となる予算との狭間で苦悶され、並々ならぬご覚悟でバウムクーヘンビジネス参入をご決断。更地での建築から、内装デザイン・ロゴ制作・商品開発・技術指導・パッケージデザインまでトータルプロデュースさせて頂きました。

MACHINE

BRAND&PRODUCT

SPACE DESIGN

PACKAGE

DISPLAY

【苺の里様が抱えていた問題】

旧直営店では、苺を活かした自家製スイーツ、ロール、シュー、苺大福、プリン、ジャム等を取り扱っており、苺狩りに来たお客様に寄って頂く6次産業ならではの良い流れが元々出来ていました。
ただし、苺の繁忙期(12月~5月)は早朝から閉店まで生中心の商品を作りっぱなしの状態で、疲労困憊。逆に閑散期はいちご狩りのお客様が遠のき、地元の方が買いに来られる程度で売上の浮き沈みが激しい状態でした。
  年間を通じた売上は悪くはなかったのですが、これ以上売れるとその裏には作る苦しみが生まれてきます。「生商品を作り続けるこの状況では、体が長くは持たない、、、繁忙期と閑散期の差を埋められる、年間を通じて苺農園のイメージを伝えられる商品はないか」と悩んでいらっしゃいました。

【繁盛提案会にご参加】

慌ただしかった苺の業界が少し落ち着く6月の蒸し暑い日、オーナー夫婦で不二商会に御来社。マガザンで定期開催する繁盛提案会にご参加されました。  東京のFOOMA展示会が終わったばかりの会で、有名なお菓子工場様や、異業種ではうどん屋さん等、色々な業種がお集まりになり、我々も各社が持つストーリーや強みになぞらえて御提案をいたしました。
 前からバウムにご興味はあったものの、いざ取り組むと考えた際に、バウムビジネスが異業種でも成り立つのか、今の悩みの解決策になるのか、今後の展望にどう役立つのか等、真剣なご質問を頂き、その晩の食事でも、苺農家の開業に至るまでの苦労話や熱い念いもお話してくださいました。
 翌日の店舗見学では、テーマや素材が明確な繁盛店のユーザー様に伺いました。最終的に売っているのはバウムでもそれぞれの違いやストーリーが明確で、苺農園という強みでも戦う可能性が見出せたそうです。

【プランニング開始】

補助金や公庫等の資金調達の複雑さや、更地からの設備工事という事もあり予期せぬ費用がかかり、一時は本当に事業計画の停止ともなりかねない事態になりましたが、様々な工夫やもっと利益を出せる売り場・商品展開の提案、なによりオーナー様の強い念いで何とかプロジェクトは進みました。建設場所は旧直営店のすぐ横の敷地で、店舗面積は約40坪。厨房約15坪、売場約12坪、カフェスペース約4坪(席数:最大15)、プレハブ冷凍5坪等で、設備も旧直営店で使っていたものは極力利用して予算を抑えています。
 新しいブランドのイメージ、どんな雰囲気にしたいか、等のヒアリングをしながら、ストロベリーガーデンらしさの追求と御提案を進め、ブレがないように店のカラーから壁面やタペストリー等のデザイン、商品構成、パッケージデザイン等も不二商会が一括の窓口として各業者さんと打ち合わせを行いました。

【商品開発と人財育成】

「素材や地域を活かしたバリエーションで多くの品数を持ちたい」というオーナー夫妻の念いもあり、候補は10種類以上になりました。手間のかかる商品は後々の展開で検討する事にし、まずは安定して技術習得できるよう6品に絞り込みました。
 ソフト:プレーン、抹茶、苺
 ハード:プレーン
 集客商品:2度焼の集客商品2種類
      自家製苺、入間特産柚子を使用したチーズインバウム

いよいよ神戸での研修。オーナーより1つ追加の相談を承りました。スタッフの方が「ただバウムクーヘンの作り方を学ぶだけの研修」とならないよう、プロジェクト全体の取り組みから研修できないか、と。
私たちはマガザンで計画中の店舗部分を実物大で再現し、「どんな念いでこのプロジェクトが立上がり、こんな建物で、店舗のイメージはこうで、どんな見せ方で、どんな商品構成で・・・」と今のバウム事情とも絡めてご説明・意志の共有をしました。事前準備の心持ち含め、関わるスタッフみなさんの人財育成の観点での研修でした。

2018年9月いよいよオープン!
まだ苺が採れないシーズンの慣らしオープンながらも、チーズインやソフトの苺を中心に予想を上回る幸先の良いスタートです。
※この取材・編集をした時期(2019年春)は、いちご狩りもピークで、お土産や休憩目的に来られるお客様で更に大繁盛!生ケーキの忙しさも更に更に多忙に!日持ちするバウムはそれを良く補ってくれているようです。

【オーナー様より:ご契約、プロデュース採用に至ったポイント】

建築やデザイン関係、いろいろな面で遠方、距離が離れているのにかかわらず、対応が早い。社員をはじめ、特に藤波社長が素早く反応してくれるのが助かります。


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